Swell Coffee Roasters lab(スウェルコーヒーロースターズラボ) 尾崎 数磨 代表 KAZUMA OZAKI
大阪府出身名古屋育ち。ホテルマンからレストランギャルソンを経て、バリスタに転身。ラテアートの世界大会で準優勝した経験を持つ。(各線 横浜駅東口より徒歩約1分)
大阪府出身名古屋育ち。ホテルマンからレストランギャルソンを経て、バリスタに転身。ラテアートの世界大会で準優勝した経験を持つ。(各線 横浜駅東口より徒歩約1分)
いろいろな資格を取っていたホテルマン時代に、コーヒーの資格があること。バリスタという職業があることを知ったのがきっかけでした。当時は名古屋に住んでいたんですけど、コーヒーを飲むためだけに京都のお店に通っていたりしたんですよ。そのお店のバリスタさんがすごくすてきで、自分もそうなりたいなと思ってバリスタに転職しました。バリスタって、接客の距離がすごく近いんですよね。ホテルマンは基本的に黒子(くろこ)に徹するというか、お客さまが主役なので、前に出過ぎないというのが基本の考え方なんですけど、バリスタはそれと真逆で前に出るという考え方があって。そういうバリスタさんの立ち振る舞いに惹かれて、お客さまが集まってくる。そこに魅力を感じました。
バリスタとして、いろいろとカフェのプロデュースなどを行うなかで、自分のやりたいことを形にするには自分でやるしかないなと21年10月に東京・中目黒に1号店を。2号店になるこの横浜アソビル店は22年11月にオープンしました。2号店の場所に横浜を選んだのは、単純に中目黒から電車1本で来られる、というのもありましたが、東京に数店舗持つよりも別の場所に出した方が面白いかなと。横浜アソビル店は、中目黒とは違って施設の一画にあるので、お客さまとの距離がより近いところが何よりの特徴ですね。その分、バリスタとの会話を楽しんでほしいなと思っています。バリスタ目当てに訪れるお客さまが増えたら、というコンセプトもありますが、僕がコーヒーにハマったのも、バリスタさんとの会話がきっかけだったので、それが再現できたらいいなという思いもあります。
ラテアートの世界大会で準優勝した経験を持っているので、当店ではハンドドリップコーヒーはもちろん、カフェラテにも力を入れています。ラテアートは、味だけでなく目でも楽しめるコーヒー。コーヒーは苦くて飲めない、という方もいまだに結構いますし、コーヒーに苦手意識を持っている方にもラテアートなら興味を持ってもらえるのかなと。ラテアートが見たいからコーヒーを頼んでいるというお客さまもいらっしゃるんですよ。見た目だけでなくミルクが入っている分、普通のコーヒーよりは飲みやすい。ラテアートからコーヒーの裾野を広げたい、という思いを持っています。
ハンドドリップコーヒーでは、オリジナルのswell blendを含め、ブラジルやグァテマラなど風味の異なる9種類のスペシャルティコーヒーから好みの豆を選ぶことができますので、コーヒー好きの方にはよりこだわって飲んでいただけるのかなと思っています。チーズケーキやドーナツなど、コーヒーに合うフードも提供しています。また、コーヒーが苦手という方向けに日本茶やソフトドリンクも用意していますが、それもコーヒーを飲んでみようかなという入り口になったらいいなと。抹茶ラテだったら飲める、という方がじゃあ次はカフェラテに挑戦してみようかな。次は日本茶ではなくコーヒーを飲んでみようかな、と思ってもらえたらうれしいです。
横浜にはコーヒー屋さんが少ないと聞き、この「Swell Coffee Roasters lab」からコーヒー好きを増やしたいと思っています。ちょっと前に、東京・清澄白河がコーヒータウンになったように、横浜をコーヒータウンにするきっかけを作れたらうれしいです。コーヒーに触れる機会を演出して、バリスタとの会話も楽しんでいただけるコーヒー屋さんです。気軽に立ち寄ってください。
※上記記事は2023年12月に取材したものです。
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