三光商会 渡辺 龍夫 代表取締役 TATSUO WATANABE
様々なアルバイトを経験後に実家の家業である「株式会社三光商会」で働く。42歳で退職し、豚骨ラーメン店を開業。約15年前に家業を継ぎ、代表取締役に就任。
様々なアルバイトを経験後に実家の家業である「株式会社三光商会」で働く。42歳で退職し、豚骨ラーメン店を開業。約15年前に家業を継ぎ、代表取締役に就任。
私は今年71歳になります。卒業してからいろいろなアルバイトを経験した後に、実家である氷屋に入社しました。41歳の時に退社、独立し、リヤカーの屋台で豚骨ラーメン屋を始め、2年後に店舗を持ち営業していました。しかし、氷屋の社長をしていた兄が亡くなり、戻る決心をしました。
お客様お一人おひとりのご要望に120パーセント応えていくことを大事にしています。無理と思える要望(時間的なもの、予算等)をおっしゃる方もいらっしゃいますが、出来るだけ答えられるように試行錯誤しながら創意工夫し対応しています。
お客様によっては、氷のサイズ・形体が異なり、人の手と行程が沢山増えます。ミリ単位のご要望にも特殊な機械でカットしてお客様にお届けしています。僕一人では絶対に出来ないことですが、長年支えてくれている従業員がいるからお客様の細やかな要望にも応えることができるのです。
昔から続いているお客様とは、氷を運ぶだけではなく、笑顔で会話や野球等をしていたことが記憶に残っています。今は新しいお客様とのご縁も生まれ交流を深めています。
僕と年代の全然違う学生アルバイト、従業員から「立場に関係なく一人ひとりに丁寧に接していますね」と言われています。
僕自身の性格でもありますが、「人を喜ばせたい」という生粋の商人だった両親の背中を見てきたのが大きく影響していると思います。父が「氷をカットして持っていけば運送屋さんだ。そこからどう工夫して付加価値を付けるのか考えてやっていくことが氷屋の価値になっていく」とよく言っていました。子供の頃から、父を見ていると本当に色々なことを年中考えていたし苦労しながら懸命に働いていましたね。我々兄弟は両親に本当に感謝し、尊敬しています。
全氷連(全国氷雪販売業生活衛生同業組合連合会)では、「日本の氷の技術は世界一だ」と海外の方から注目され取材のお声がけを頂いたり僕自身も純氷の作り方、カットの仕方をYouTubeで配信しています。これからも純氷の魅力を伝えお届けしていきますので、地域の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
※上記記事は2023年11月に取材したものです。
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