和田 貴子 講師・代表（Prima Primo ピアノ & えんぴつ教室 横浜戸部校)のインタビュー

音大進学に伴い音楽と習字の両立に悩む・どちらもやり遂げたいという想い

子どもの頃から、ピアノとお習字を習い事で続けていました。音楽がとにかく好きで、ピアノに限らず吹奏楽部でホルンを担当し活動していました。ただ、ホルンを専門的に学ぶにも、近くに専門の先生がいなかったことと、音楽を仕事にするには人口の多いピアノがいいのではないかと思い、高校2年生の春に音楽大学のピアノ科を目指すことを決めました。音楽大学の進学を決意したのが遅かったので、先生からは「準備が間に合わないからピアノに専念してほしい。食事と寝ている時間以外は全部ピアノに費やしてほしい。」ということと共に、習字を続けることを反対されました。習字は国家資格ではないので、自分の所属している団体の段・級を取得していくのですが、最高段位まであと一歩というところまできているのだから、辞めたくないと思いました。どうにか先生を説得し、音楽大学の入試対策準備と並行しながら、習字を続け、ついに高3最高段位の師範十段を取得することができました。

ピアノもえんぴつも両方教えたい・ないなら自分で開校しようと決意

音楽大学卒業を控えて、就職活動を考えた時に、ピアノだけではなく、字も教えたいと思いました。ですが、どちらも実現できる職場がなかったので、それなら自分で教室を作ろうと思い、江古田にあった自宅アパートでピアノも字も両方教える教室を始めました。現在は、ピアノを専門に学ばれてきた人に、私がマンツーマンで幼児の文字指導の方法を直々に教えて、ピアノ＆えんぴつの指導ができる講師を増やしています。江古田校を移転し横浜戸部校を開設、みなとみらい校は夫が経営している塾スペースの一角でやっています。塾の後に、隣の部屋のピアノ教室にそのまま移動、と有効的に使われている方もいらっしゃいます。お住まいなどにより、その時々で利便性の良い場所を選べることを結構喜んでいただいているようです。

「同じ時間・場所で、２つの習い事が出来る」と保護者から喜びの声

字も習いたいし、ピアノも習いたいとなった時に、保護者が送迎をする手間が増えるとなると大変ですよね。私自身も子育て中でそのことを痛感しています。例えば下のお子さんが生まれて、送迎が大変になって通えなくなったという方にも、出張レッスンで対応させていただいています。子育て期間中のお母さまたちは、ライフスタイルがすごく変わる期間でもありますから。お子様を習わせている保護者の方から「同じ時間に同じ場所で、2つの習い事が出来るのはすごく助かります。子どももピアノで慣れている先生から字も習えるのは嬉しそうです。」「ピアノもえんぴつも丁寧に寄り添って教えてくれるので、レッスンを楽しく受講しています。子どもの自信に繋がっています。」「親子でピアノや字を習えるのも嬉しいです」「出来なかったことが出来るようになりました。」と嬉しいお声を頂戴してきました。関わることのできたお子さんの成長を間近で感じられることはもちろん、保護者の方からのお声もやりがいとなっています。

「こういうのがあったら嬉しい」をレッスンに取り入れてきた

こういうのがあったら嬉しいという保護者の方からお声や、自分自身があったら助かるなと思うことをレッスンに取り入れることもあります。ピアノを習う前に、土台となるリトミックを習わせて音感やリズム感を身につけさせたい、と私も娘に思っていたんです。でも身内で教えるのは大変ですよね。やり方が分かっていても、それを家庭内で出来るかといえば忙しくてなかなか出来ない。この辺りで意外とリトミック教室が少なくて私が行かせたいところがなくて、都内まで行かせるか・・・と悩んで「だったら私の教室で出来たらいい」と思って１歳からのピアノコースを開講しました。1、2才は個人差が大きいので、「自分の子どもに合わせた内容で学べるのは大きい」「こういうのが欲しかった」と、ピアノの先生のお子さんが通われることもあります。3才になるまで1才ピアノコースに私自身も娘を通わせて、ピアノの先生に本当に助けられました。主婦は本当に24時間労働で忙しいから、そこに誰か1人入るだけでスムーズになることがありますよね。

 ピアノも美しい文字も一生の宝・その人に合ったペースで続けられる

同じ時間に同じ場所で、2つの習い事が出来ますので、お子様の通学、保護者様の送迎の負担を減らすことができます。定期的に通えない方のためのコースもございますので、どなた様もぜひお気軽にご体験ください。ピアノは一生楽しめる楽器で、美しい文字は一生の宝です。1歳から70代まで在籍しているピアノ＆えんぴつ教室「PrimaPrimo（プリマプリモ）」は、それぞれに合ったペースで続けていただけますし、その時々のご自身の成長や、世代関係なく素敵な出会いを楽しんでいただければ嬉しいなと思いますね。

※上記記事は2024年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。