吉原 れい 絵画教師 ＆ 清原 良子 絵画教師（Atelier RORO（アトリエ ロロ）)のインタビュー

サンフランシスコの美術大学で絵画を学び、様々なタイミングよく地元で開業

中学2年生からアメリカに留学し、サンフランシスコの美術大学で絵本の挿絵などを学ぶイラストレーションを専攻し、絵画を学びました。帰国して、商品企画などの会社を転々としながら様々な経験をしてきましたね。結婚後は夫が看板屋で、私がデザインを描いて渡したものを形にしてもらいながらずっとデザインに携わっています。当教室のもう一人の講師である清川良子さんとは、昔働いていたグリーティングカードの会社の先輩から紹介されて仲良くなり、10年の付き合いになります。二人とも美大出身で、同い年ということもあり息が合うんです。お互いに子どもの年齢も近く、彼女の引越しを機によく会うようになって「二人で何か出来るかもね」とアイデアを話していました。そんな中、ご近所の元ボクシングジムのトレーナーをされいた方が私の子どもに個人的にボクシングをコーチしてくださったっていたのですが、ちょうどそのタイミングで今の教室となるこの場所が空き、そのコーチの方とスペースを半々にしてやりたいことを始めようというお話になりました。

その半分のスペースをどうするかを考え、辿り着いた答えが絵画教室でした。もう半分はコーチの方の経験を活かしたスポーツジム「スポーツラボアスレオ」となり、コーチである佐藤遊太さんとのご縁にも大変感謝しています。

ネイティブ英語を使いながら楽しくアートを学べる絵画教室

当教室では、自身のアメリカ留学経験を活かし、ネイティブ英語を使いながら楽しくアートを学べるようにしています。レッスン中、私はひたすら英語で生徒たちに話しかけ、生徒さんもトイレに行く時も英語で声をかけてもらうなど、日常のやりとりで自然に英語を学んでいただけたらいいなと思っています。実は留学当初、私自身は勉強が嫌いで全然話せなかったんです。当時は電子辞書もなく、和英と英和の辞書2冊を片手に生活しながら英語を身に付けていったので、語学は日常の中で慣れていくのがいいかなと思います。

講師二人体制で自然な役割分担を活かしながら運営

一緒に講師をしている良子さんは、私が「こういうことをしたい」を相談すると、熱心に色々調べて準備を完璧にしてくれます。私はクラスの中では全部英語で話すと決めているので、生徒さんが分からないという時には彼女が日本語で一緒にサポートしてくれるなど役割分担が自然に生まれています。

お行儀よくなくていい・体全体を使って伸び伸びとアートを学ぶ場所に

私自身も子育てをしており、息子も色々とやんちゃな時もあります。ずっと座っているのが苦手だったり、集団行動が苦手なお子様もいらっしゃると思います。ですが、ここでは自由に伸び伸びとアートを楽しんでいただけたら嬉しいですね。体全体を使ってアートのテクニックも確実に学んでいただけたけます。行儀よくなくていいし、絵の具だらけで帰っていただいてもいいので。絵に興味がある方も、そうでなくても、英語が話せても、話せなくても、どなたでも気軽に入ってきていただいてアートを楽しんでいただければと思います。

ベイビーからご高齢の方までどなたでもアートを楽しんでいただきたい

先日は９ヶ月のベイビーちゃんがお母様と体験に来てくれました。ここにシートをひいて、絵の具だらけになりながら絵の制作を伸び伸びと楽しんでいただきました。赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで大歓迎です。この教室がある藤棚商店街では長く続く素敵なお店も色々ありますし、新しいお店も少しずつ増えてきています。当教室の真裏には小学校があり、小学生が入ってきてくれることもあります。絵画教室とボクシングジムを頑張って、少しでも大好きな藤棚商店街の町おこしになればいいなと思います。

※上記記事は2023年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。