塚田 瑞 ヨガ講師・代表（yogaho 商店街 ヨガ)のインタビュー

子育て期間にヨガを本格的に学ぶ

会社員を経験した後、野毛でスナックを経営していました。ヨガを始めたのはその頃で、自分の心身に向き合って集中できる感覚が気持ちよくて、どんどんハマって本格的に学んでいったんです。それまでもエアロビを始め色々な運動をしてきましたが、どこか「もっとやらなきゃ」という焦燥感がありました。その点、ヨガは落ち着いて取り組め、自分にはとても合っていたのだと思います。結婚を機にスナックを辞めて、出産後にリフレッシュのためにヨガのインストラクターを志すことに。子育てでどこか煮詰まっていた気持ちも、ヨガをするとスッとしました。そしてインストラクターとなり、開業してからはレッスン場所を確保に試行錯誤しながらスタートしました。スポーツセンターなど場所を借りて、その都度開催してきたのですがそれは結構大変でした。これまでにスナックを経営していた経験もありましたし「もうスタジオをもってしまおう！」と思い切ってスタジオを持つことに。このスタジオはもともとボロボロだったのですが、明るくてアクセスも良かったので、できるところは自分でペンキを塗って、DIYも頑張りました。

ヨガは日常の中の体操・体の硬い人こそ、やり甲斐を感じられる

ヨガを特別に思う方が多いのですが、そう敷居を高く考えられなくても大丈夫です！特別なものではなく、日常の中の体操でどなたでもできますから。「体が硬いから私にはムリ」とは一番よく言われることですが、そんな人ほど、続けていただくことで段々と可動範囲が広がってきて、体の変化を感じられる恩恵があると思います。やり甲斐を感じて楽しくなりますよ。それに、生活をしていると、皆さんいろんな日がありますから「寝に来てくれるだけもいいですよ」とお声かけしています。やりたいポーズだけやってくれてもいいですし。何よりここに来てリフレッシュしていただけたらそれが嬉しいですね。

その日の体調や気分、人それぞれでできる段階に合わせポーズを提案

その日の体調や気分、柔軟性や骨格もみんなそれぞれ違うので、その方のできる段階でポーズを提案しています。チャレンジしたい人はどんどんしてくださればいいし、できない人はご自分ができる範囲でやっていただければいいと、その都度お声かけしています。敷居を高くしてストイックにしすぎるのはあまり好きではないんです。体が痛いところがあるからこそ通ってくださる方もいるし、体のメンテナンスで来られている人も多いですからね。私自身も、美味しいビールを飲むためにヨガをしているようなところがあります。ヨガをされている人はヴィーガンなど食事にこだわりのある方が多いイメージがありますよね。私はよく食べてよく飲みます！生徒さんと飲み会もしていますよ。いろんな先生がいらっしゃいますが、こういう先生がいてもいいかなって（笑）。

ヨガは生活を楽しく豊かにするツール・リラックスの時間に

ヨガが主役なわけではなく、その人の生活を楽しく豊かにするツールとして気軽にご活用していただければ。みなさんそれぞれにお忙しく、家族のために時間が犠牲になることもありますよね。特に女性は複数の役割があり、気を遣って頑張っている人が多いと感じます。外に向いている意識を、こちらに来ていただいたら、ご自身の時間としてリセット・リフレッシュしていただければ嬉しいですね。リラックスしないとストレッチ効果も減少するので、皆様に楽しんでいただけるように、クスッと笑っていただけるような小話を挟んだりしています。私も子育ての相談を、子育ての大先輩のお客様にお話しすることもあって、私の方が助けてもらっているかもしれない。皆さん和やかな雰囲気で、お友達の輪も自然に広がっていくみたいで、喜んでいただいています。

「先生に会うと元気が出る」その時々で皆さんが通いやすいように

教室を始めて丸8年になり、今はありがたいことに100人くらいの生徒さんがいらっしゃいます。「先生の話が面白いです」、「先生のクラスはお話を聞くと元気が出るから通っています」、「気持ちが軽くなってよかった」とよくお声をいただいています。ヨガだからと頑張らずに気軽にご体験いただきたいです。都度払いとチケット制でやっているので、毎週来られる人もいれば、月に1、2回の方もいらっしゃいます。みなさんそれぞれのペースで通いやすさを考えてやってきました。「商店街ヨガ」という名前にこだわったのは、ヨガがみなさんの生活の中で身近にご活用いただけたらと思って。どうぞ気構えずに、お買い物のついでにお立ち寄りください。マットは無料で貸し出しますし、お家にある動きやすい格好で大丈夫なので、思い立った時にお気軽にお越しください。

※上記記事は2024年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。