吉田 亮平 院長（横浜相鉄ビル歯科医院)のインタビュー

祖父、父と同じ歯科医の道に。

祖父と父が歯科医だったので、学生時代から自然と医療系に進みたいなという思いがありました。当院は祖父が開業して以来、この場所に50年以上。僕もここで治療を受けたことがあります。祖父や父の歯科医としての姿を見てきたこともあり、自分も同じ歯科医への道を進むことを決めました。祖父のあとを継ぎ、最近やっと自分が思う理想の歯科治療を提供できつつあるなと感じています。最新鋭の機器を導入したり、セミナーに参加したり。歯科は奥深いですね。その楽しさがやっとわかったように思います。

歯周病の再生治療に注力

最近はインプラントなど一般診療以外の高度な処置にも力を入れています。特に、歯周病においての再生治療。ダメになってしまいそうな歯をできるだけ長く使えるように、というもので保険外の治療ではありますが、10年、20年先も健康な口でいていただけるように、という思いで積極的に導入しています。当院には歯周病に悩む患者さんも多く、そういった方に対してお役に立ちたい、という気持ちから始めたところもありましたが、インプラントになってしまうと抜歯することになり、自分の歯を残せない。できるだけ自分の歯を残した方が患者さんのためになるのかなと。個人的に、細かい部分を追求するような治療は奥が深く興味が尽きない、といったところもありますね。

患者の希望にあった治療法を提案

患者さんに向きあうときに大事にしているのは、とにかくお話を聞くこと。疑問点もできるだけ解決していただきたいですし、今後どうしていきたいか。患者さんの希望を第一に治療を行うようにしています。歯医者さんに来ると緊張してしまってあまり話ができない、という方もいらっしゃると思いますが、なるべくそういったことがないようにリラックスしてお話しいただける雰囲気を作るよう意識しています。祖父の時代から通っていただいている方など、高齢の方から20～40代。近隣がオフィス街なのでビジネスマンも多いですね。患者さんの年齢層がとにかく幅広いので、その方にあった話し方や説明をするように心がけています。あとは、やっぱり押し付けすぎないことですね。自分が最良だと思う治療も患者さんの希望と合わないこともありますので、いろんな選択肢をしっかりと説明して選んでいただくようにしています。「噛めなかった歯で噛めるようになった」「抜かないといけないと言われた歯が残せた」といった言葉をいただくとうれしいですし、歯医者になってよかったなと思いますね。

さらに患者の声に応えるために

当院は、医療センター内にあるのも特徴の一つです。皮膚科と眼科が併設されているので、例えば皮膚科だと金属アレルギーのチェックに行っていただくこともありますし、目の下あたりの痛みで、これは口のなかというよりは目かもしれないと眼科の先生を紹介することもありました。ちょっとしたことで連携できるのもそうですが、患者さんが通う際にも一度に来院をまとめられるメリットがあるのかなと思います。当院としては今後、ドクターを増やしたいという気持ちもあります。今、僕1人で対応していて予約も埋まりがちなので、ドクターを増やして患者さんからのニーズにもっと応えていきたいです。

オールマイティーな歯科医を目指して

全ての分野において、専門医レベルの治療を提供する歯科医。それが自分の目標です。当院は横浜駅に近く、さまざまな患者さんがいらっしゃるので、そのニーズに応えたいという思いから、どれかに特化するよりもどれもオールマイティーに、専門医に近いことをやりたいという気持ちが強くなりました。今も毎週のようにセミナーに参加するなど、研鑽を続けています。セミナーへの参加率と最新機器の知識、情報収集力は他の先生方にも負けてないのでは、と自負しています。また、今後は訪問診療にも力を入れていきたいと思っています。今はもともと当院に通っていた方からのご要望にお応えする形ですが、困っていらっしゃる方も多いと思いますので、もっと広く積極的に対応していきたいです。

※上記記事は2023年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。