清水 嘉洋 ダーツプロ（DITS（ディッツ）ダーツジム)のインタビュー

ひょんな出会いから「負けたくない」一心でプロライセンス取得

20代後半くらいに、友達に誘われてダーツをやってみたことが出会いでした。持ち前の負けん気で「友達に負けたくない」と思い、一人で地道にコソ練を始めたんです（笑）。そうしていると次はダーツチームに誘われて、そこで活動すると、また「負けたくない」という一心から、より練習に磨きがかかりました。そして気がつくと、出会いから3年ほどでプロライセンスを取得するまでに至りました。

人体構造学を基としたダーツ理論でその人に合ったレッスン

人体構造学を基とした「Soh（Structure of humanの略）理論」で、初心者からプロまでマンツーマンレッスンをしています。関節や筋肉などの人体機能や、一人ひとりの体の癖を最大限に利用しダーツに組み込むことで、無理のないフォームで投げることができます。人それぞれ、骨格、身長が違いますので、型にあてはめず、その人にあった投げ方をサポートします。その方の投げ方やフォームを見ると、どこに負担がかかっていて、どこをどう改善すればいいか、すぐにわかりますね。ダーツの持ち方、立ち方、投げるコツからルールまで丁寧にレクチャーさせていただきます。予約さえしていただければ、単発でレッスン出来るので、どなたでも通っていただきやすいと思います。

1ミリの差で勝敗が左右される奥深いダーツの魅力

ダーツは先行・後攻が勝敗の重要な決め手になり、プロは先行・後攻を決めるときに1ミリの世界で競い合うので、技術面だけではなく精神面でも自分が試されます。普段の練習の成果が思っているほど、大会では同じようなパフォーマンスが出せないところに、やり甲斐を感じ、ダーツの深い魅力だと感じています。メンタル面も鍛えられますね。上級者や試合に出られる方に必要とあれば、メンタルや思考面でのサポートもさせていただいています。特にメンタルは一朝一夕で出来上がるものではなく、日々の積み重ねが大事で、ダーツを通して心身ともに成長できるのがいいですね。

システム開発とプロの理論が融合しオリジナルの環境が実現

ダーツを投げるフォームを同時に4つの視点から記録し、投げ終わった後にフォームをご自身で確認できるシステムは、国内でもここだけのオリジナルです。現在、特許出願中です。そもそも当ジムは、母体がシステム会社で、元々システム開発者のダーツ好きが高じて、「より上手になるためには、こういう環境・仕組みが作れないだろうか」と試行錯誤しながら考えていたことが、開業のきっかけだと聞いています。ダーツジムを考えていた矢先に、僕との出会いがあったり、さらに良いタイミングでちょうどいい広さのある空き物件の情報を聞きつけ、そこから、国内ではまだ珍しいダーツ台を取り入れるなどして、どんどん環境が整っていったんです。システムの視覚的な部分と、プロの経験と体感から生まれたSoh理論が驚くほどに重なるところがあって、このふたつを融合させることで、世界でも他にない環境が生まれました。今では口コミがじわじわ広がって初心者からプロまで通ってくださっています。

初心者から上級者まで対応・年齢関係なく健全に楽しむダーツ

ダーツはやったことがなくとも、漫画喫茶やゲームセンター、バーなどに併設されて、見たことや聞いたことがある方は多いと思います。でも、やってみたら実は意外と奥深くて面白いんですよ。ダーツはなんとなく夜っぽくて、ちょっと悪いイメージが一般的にはありますよね。だからこそ当ジムでは健全なスポーツとしての認知を広めていきたいです。ダーツバーはたくさんありますが、お酒を提供しないダーツを投げられる場所は数えるほどだと思います。お酒も煙草もない場所で、昼から夜まで年齢層も幅広く楽しんでいただけたら嬉しいですね。こちらに来てくださるお客様の男女比率はほぼ半々ですが、一般的にはダーツ界は男性の方が多いので、女性ができると一目置かれやすいですよ。お一人のコソ練場所に、隠れ家的に使っていただいても（笑）。今は20代から50代くらいの方まで来てくださっていますが、この地域はお子様も多いので、今後は親子で習えるダーツ教室など、さらに、どなたでも気軽に入って楽しんでいただける場所に育てていきたいです。おじいちゃんおばあちゃんがお孫さんと一緒に来られてもいいなぁ。ダーツは常に暗算をするので、体を使いながら、結構頭も使うので活性化するんですよ。当ジムは基本的にはマンツーマンレッスンを提供していますが、最大5名様までのグループレッスンも可能です。予約制ではありますが、お気軽に遊びに来てみてください。

※上記記事は2023年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。