スコーン専門店 iro(イロ) 北野 聖夜 代表 SEIYA KITANO
岐阜県出身。BtoBサービスを運営するベンチャー企業でデジタルマーケティング事業等に従事。2023年に環境と身体に優しいお菓子“iro”のスコーンを広めるため、株式会社iroを設立。FリーグY.S.C.C.横浜所属(日本フットサルトップリーグ)の現役選手。(京急線戸部駅より徒歩約8分)
岐阜県出身。BtoBサービスを運営するベンチャー企業でデジタルマーケティング事業等に従事。2023年に環境と身体に優しいお菓子“iro”のスコーンを広めるため、株式会社iroを設立。FリーグY.S.C.C.横浜所属(日本フットサルトップリーグ)の現役選手。(京急線戸部駅より徒歩約8分)
僕は現役のフットサル選手でもあるので、アスリートとして前々から食べるものには気を遣っていましたが、おやつ的な間食も身体にいいものが食べたいなと思っていたんですね。そんなときに、妻が卵や牛乳を使わずに作ってくれたスコーンがすごくおいしくて。間食としてお腹を満たしてくれるだけでなく、身体にも優しい。アスリートにはぴったりだなと思うと同時に、このスコーンをもっと多くの人に食べてもらいたいなと。もともと独立志向が強かったのもあって、スコーン専門店をやってみようと2023年に会社を設立。オンラインショップから始め、2023年10月に戸部に店舗をオープンしました。
卵、乳、バター、白砂糖不使用のビーガンスコーン、というのが特徴ではありますが、当初からビーガン仕様のスコーンを目指していたわけではないんです。素材を厳選し、要らないものを排除しながら美味しいものを目指して作っていったら、たまたまビーガン仕様になった、という感じです。プレーンは北海道産小麦に、北海道産のてんさい糖を使用。プレーン以外のスコーンの副材料も、厳選したオーガニック国産素材を使用しています。また、見た目もかわいくおしゃれな感じにしたいなと思っていたので、小ぶりサイズに。専門店をはじめるにあたり、都内などいろいろなスコーン屋さんを巡り、研究を重ねた結果、今の形になりました。素材や見た目など、いろいろとこだわりが詰まっていますが、まずはこのスコーンを食べて「おいしい」と思ってもらいたい、というのが一番の思いです。何かおやつにちょっといいものが食べたいな、と思ったときに「iroのスコーンにしよう」と選んでもらえるようなものを目指しています。
スコーンには、パサパサして食べづらいというイメージがあると思いますが、当店はそんなスコーンの概念を覆したいと思っています。ケーキのようにかわいくて、外はサクッと中はしっとり。一口食べていただいたら、その違いを分かってもらえるはずです。今の人気No.1は、カカオショコラ。クーベルチュールチョコレートを使っているスコーンですね。お子さんにはチョコチップも好まれています。店舗には常に10種類以上のスコーンが並んでいますが、定番のほか毎月2~3種類を入れ替えていて、シーズナブルも用意しています。近隣の方はもちろん、SNSを見て来てくださる方や横浜に遊びに来たのでお土産に、という方など、幅広い層の方にご来店いただいていますね。近隣の方だと1個食べてみておいしかったから、と買った日に再訪してくださったお客様もいらっしゃいました。店舗をオープンしてからはオンラインショップも注文が増えたんですよ。実際に店舗で買って食べた方のSNSを見てオーダーされる方もいらっしゃって、日本全国から注文をいただいています。
僕も心がけていることですがスタッフには、店舗に一歩出たらお客様への思いやりの心を一番に、と伝えています。どれだけおいしいスコーンを作ったとしても、それを買うときに嫌な思いをしたら、おいしさを感じられないじゃないですか。それだけは絶対にしてはいけないことだと思うんですよね。特に当店は、横浜駅からも距離がありますし、坂道を上がった先にあって、皆さんわざわざ買いに来てくださるわけですから。いつでも買えるものでもないからこそ、よりおいしく感じてもらえるようなサービスを提供できたらと思っています。
この先、自分の出身地である岐阜と東京での店舗展開も考えています。岐阜はやっぱり地元を盛り上げたい、という気持ちが大きいですが、東京での展開はちょっと勝負をかけたい、という想いもありますね。23年12月からはGOOD SOUND COFFEE 中目黒店でも、当店のスコーンを提供することになりました。それを第1歩に当店のスコーンをもっとたくさんの人に味わっていただきたい、と思っています。とはいえ、まずはこの戸部への貢献が最優先。オープン時、昔から戸部に住んでいる方に「こんなおしゃれな店が戸部にできるなんて」と喜んでいただいたのがすごくうれしくて。地域のイベントへも積極的に参加していきたいなと思っています。また、ビーガンスコーンは病気を患っている方、がん患者の方などにも食べていただけるものなので、そういった部分でも社会貢献ができたらと考えています。
※上記記事は2023年12月に取材したものです。
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