初瀬河 典子 代表（初瀬河典子フラメンコ舞踏教室／クラセ・デ・バイレ・フラメンコ)のインタビュー

子どもの頃からの憧れが実り、出会いから迷わずフラメンコの道へ

子供の頃からフラメンコに興味があり、憧れの気持ちを持っていました。ただ当時は、フラメンコ教室は全く身近になくて、先生も大変少なかったです。習うには都内まで行かなければならず、子供だったので無理でした。憧れの気持ちを持ったまま成人し、ある日友人に誘われて小松原庸子先生のお教室に見学に行く機会がありました。もう一目惚れで、そこですぐに「やります！」と決めてしまいました。その後、沙羅一栄先生のアルテフラメンコを経てスペインに留学することとなり、約5年間セビージャで勉強しました。出会いからは一気だったように思います。フラメンコのリズムの流れや高揚感、緊張感が好きです。日本では感情を余り外に出さないよう子供の頃から教えられますが、フラメンコは感情表現なので多分そういうところにも惹かれたと思います。

年齢や体型に関係なく、いくつからでも始められ楽しめます

現在、当教室には10代からシニアの方まで幅広い年齢層の生徒さんがいらしています。一般的に日本では「フラメンコ」というと、スタイル良い・若い人たちの踊りというイメージがありますが、年齢や体型はあまり関係ありません。逆に「重量感」（スペイン語でペソ）が必要とされています。それはリズムの流れからくるもので、実際の体重とは関係ありません。本場スペインでは貫禄のあるお婆さんたちがとっても素敵に踊っていて、その粋な踊りを観る度にフラメンコの醍醐味を感じます。また、「激しい動きやサパテアード（足を打つこと）」のハードなイメージもありますが、入門クラスではいきなりハードな動きはやりません。基本的なことから少しずつ行っていきますので大丈夫です。また、足腰への負担を少なくするため、スタジオの床はソフトな素材を使用しています。

少人数制なので生徒さんお一人おひとりのペースやレベルに応じます

生徒さんの中には70代後半で、もう20年近くレッスンに通われている方もいます。決して早い年代から始められた方ではないですが、レッスン中「ちょっとこれは難しいかな」と思うような複雑なリズムや動きでも熟しているので驚かされることが往々にあります。やはり長くやってこられた分、身体にリズムの感覚がしっかり育まれているのですね。そうやって長く踊りに親しみ、フラメンコをご自身のライフスタイルの一環として楽しんでいただけるのは本当に嬉しいです。全クラス少人数制ですので、生徒さんのレベルやペースに合わせて進めています。

長くお稽古を楽しんで続けてもらえるための「振替制度」「回数受講」

毎年4月に全クラス新規で振付を開始しています。入門クラスは春の他、夏秋に開校する年があります。開始のタイミングが同時ですと「ゼロから」振付を覚えられますので楽ですね。ただ一斉に開始しても途中でお休みが続き、間が大変空いてしまうと意味がありません。そのため、お休みをクリアできる「振替制度」を設けています。振替が不可能な場合は、「回数受講」（月1回からでも可）もあります。やはりダンスは頭で理解することではなく、身体で覚えていくものなので、最初はよく分からないことも繰り返し練習することで大抵は覚えられます。そして、一度身体で習得すると頭では忘れてしまったと思っても覚えているのです。不思議ですね。

少しでも興味のある方はぜひ無料体験（用具無料貸出しあり）を！

レッスンは生徒さんのレベルに合わせて進めていきます。「リズム感も悪いし、身体も硬いので私にできるのかしら？」と不安な方、大丈夫です。宜しかったら無料体験をお試しくださいね。体験レッスンは内容だけでなく、クラスの雰囲気や講師との相性、スタジオが通うのに適しているか等などもご確認いただけます。見学も可能ですが、体験される方が早いですよ。スカートとシューズも無料貸出ししております（予約制）。フラメンコはとても奥が深いので、何年もかけてじっくり取り組んでいかれることでどんどん楽しさが広がっていきます。お気軽にいらしてくださいね。

※上記記事は2023年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。