本格インド料理専門店 SHANTHI DELI(シャンティ デリ) フェルナンド・メバン 店長 Fernando Mevan
スリランカ出身。1996年、留学先のシンガポールのインドカレー店で研修を受けた後、1998年に来日し、インドカレー料理店に勤めながら日本語学校とビジネス専門学校を卒業。父親が2008年に開業した「本格インド料理店 SHANTHI DELI」で勤め始め、現在は店長に就任。
スリランカ出身。1996年、留学先のシンガポールのインドカレー店で研修を受けた後、1998年に来日し、インドカレー料理店に勤めながら日本語学校とビジネス専門学校を卒業。父親が2008年に開業した「本格インド料理店 SHANTHI DELI」で勤め始め、現在は店長に就任。
シンガポールに留学した時に、インドカレー店で研修を受けたことがきっかけで、インドカレーに興味を持ちました。1998年に来日し、日本語学校とビジネスの専門学校卒業後に、父が開業したインドカレーのデリバリーメインにしたお店で働き始めたんです。父が開業した当時は今ほどデリバリーがなかったので、横浜では初の本格的インドカレーデリバリーのお店なんですよ。
当店は地域の常連さんがとても多くてありがたいですね。ずっと昔から通ってくださるお客様は「この店のこのカレーの味がいい」と言ってくださいます。価格が安いお店がたくさんある中で、お値段は高い方だと思いますが、それでも、「やっぱりここ」と気に入って長く通われている方が多いです。こだわっているカレーの作り方は、カレーの種類で使うスパイスも変えています。様々なスパイスを使うことで、濃厚な味わいを出しています。今は、日本人向けに辛さや味をなんでも変えるお店が多いですが、当店はカレーの種類によって適した辛さで提供しています。それぞれのカレーが一番美味しく食べられる味がありますからね。そこまで作り方を大きく変えることはないのですが、ちょっと変えただけでも、お客様が「ちょっと味変えた?」と気づかれることがあります。それくらい味をよく分かってらっしゃるお客様が変わらず来てくださるのは嬉しいです。
今、“ビリヤニ”というインド風炊き込みご飯が流行っていますよね。とても丁寧な行程が必要な料理なのですが、多くのお店はフライパンでシンプルにさっと作っています。当店の場合はしっかりと時間をかけて作っているので、お客様からも「ここのビリヤニが好き」と好評いただいています。ぜひ、当店で本場のビリヤニをぜひ味わっていただきたいです。
元々、デリバリーをメインでやっていましたが、コロナが落ち着いてからは、徐々にデリバリーは少なくなり、店舗に食べに来てくださる方のほうがが増えました。ま今では配達区域は西区、神奈川区、中区、南区、保土ヶ谷区、港北区、鶴見区、川崎市幸区と広く対応させていただいています。デリバリーで使う容器もこだわりがあって、なんでもいいという訳ではなく、冷めにくいものを考えて選んでいます。
本当に地域のお客様に支えられて、長く営業を続けてこれました。この辺りは下町で昔ながらの温かさがあって私は大好きです。戸部は下町の良さがありますよね。私は昔からやっている近所の銭湯巡りも好きで、この辺りの銭湯はほとんど全部行きました(笑)。外国人はあまり行かないからか覚えてくださって、声もよくかけてもらっています。「カレー屋さん」としても地域の方によく知っていただいていて、嬉しいですね。昔は高齢の方が多かったのですが、このあたりはマンションや新しい家がどんどん建ってきて、若い方が増えてきましたえ、土日はとても混むようになりました。若いお客様は、インドカレーも特別なものではなく、お料理に慣れている方が多い印象があります。最近、食堂のない大学のバーチャルレストランというのが始まっていて、うちは大学と連携してカレーを届けているんですよ。その時代の時々で、お客様のニーズに向き合いながら成長し、これからもサービスを提供していきたいと思います。地域の皆さま、これからもどうぞよろしくお願いします。
※上記記事は2023年11月に取材したものです。
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