前谷 崇博 店長（アリラン飯店 浅間町店)のインタビュー

サッカーのチームメイトと楽しい時間を過ごした焼肉店

小学生から大学生まではサッカーに打ち込み、プロを目指してきました。大学卒業を機に、サッカーを引退し、証券会社に入社して営業を経験したのですが、その期間に自分の将来についてよく考えるようになったんですね。「本当にしたいことはなんだろう？」と自問自答していました。そこで思い出されたのは、サッカーをしていた時は試合後にチームメイトと「焼肉行くか！」と焼肉店集まり、美味しい食事を囲む時間をすごく幸せに感じていたということです。厳しい練習に打ち込む日々の中で、ホッとする大好きな時間でした。そこで、自分も焼肉店をやって、皆が幸せになる時間・空間を提供する側になりたいと思い、この「アリラン飯店」に入社しました。私が学生時代から何度も食べに行って、お肉の質も高く、美味しくて印象に残っていたからです。

率先して動くことを大事に

これまでとは全然違うフィールドで働くことは、きついと感じることが日々たくさんあります。お客様への接客を通し、「あのタイミングで料理をお出しして良かったのか？」「こんなお声がけした方が良かったのでは？」「もっとこう出来たら良かったかもしれない」などなど、毎日、振り返って考え続けています。辛い時期もありましたが、毎日自分を振るい立たせて続けられたのは、やはり焼肉店で働くことが好きなのだと思います。店長に就任してからは、スタッフの皆さんが気持ちよく働けるような環境作りを考え、チームとしての責任も感じています。ですが、シンプルに自分自身が誰よりも率先して動くことが大事だと思って働いています。もしかするとサッカーをしていた時代に培った力が今に活きているかもしれません。

お客様のご希望に添えるように

当店は今年で開業20年くらいになり、私が来る前から通われている常連さんがたくさんいらっしゃいます。私よりお客様の方が詳しいこともありますが、店長が私に変わったことでサービスの質が落ちたとがっかりさせたくないんです。そのためにも、お客様のお名前も出来る限り覚えるようにし、よく頼まれるメニューや、例えば「このメニューはネギ抜きで頼まれる」など、細かいところまでなるべく記憶するように努力しています。次回来店された時にお客様から言われなくても自分が気づけるようにしたいなと。

鹿児島県産のお肉の質と鮮度へのこだわり

お客様から「わぁ！美味しそう」「美味しかったです！ご馳走様でした」というお声をいただくと本当に嬉しいですし、疲れが吹き飛ぶ瞬間となります。鹿児島県産にこだわってセレクトしたお肉の質はもちろん、鮮度にもこだわり、肉をさばくタイミングにも配慮しています。

常連さんも新規の方もご満足いただけるよう日々研鑽

当店は駅からアクセスがいい立地ではありませんが、長く営業を続けてこられたのは、地域の皆様のおかげです。駐車場や店の前の喫煙場所など、ご迷惑をおかけしていることはあるかもしれませんが、本当に暖かく見守ってくださってありがたいです。ご来店いただいたお客様に満足していただくためにも、常に現状に満足することなくこれからも研鑽していきます。地域で20数年目となると、常連さんもたくさんお越しいただきますが、新規のお客様も半分ほどいらっしゃいます。新規で来られた方も安心して楽しくお食事いただけるような接客を心掛けています。今では週末はご予約で埋まる日もありますが、平日はご予約がなくともお席をご用意出来る時もあります。店の前の駐車場は７台停められますので、どうぞお気軽にお問合せ・ご来店ください。

※上記記事は2024年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。