佐々木 由紀子 代表（贈り物づくりサロン Allishアリーシュ)のインタビュー

プリザーブドフラワーに魅了されて教室を開校

きっかけは、会社員時代にお客様向けイベントの企画運営担当になったことでした。そこで、プリザーブドフラワーに出会い、本物のようなみずみずしさと水やり無しの手軽さに魅了されてしまったんですよ。先生のもとで習い始めて、資格を取得。そのタイミングで、周りの方にせっかく資格を取ったなら教室をやってみたら？と後押しされて、「贈り物づくりサロンAllishアリーシュ」をオープンすることになりました。

さまざまな種類の１Day Lessonを提供

プリザーブドフラワーのほか、アールポーセやクリエナージュ、ハーバリウムなど、さまざまなハンドメイドを１Day Lessonで楽しんでいただけるのがAllishの特徴です。作りたいものがあるときにお越しいただき、1日で完結するのが基本のスタイルになっています。私自身、会社員時代はフルタイム勤務でと子育てで決まった曜日に同じ場所に通うことの難しさをずっと感じていました。そんな経験を踏まえ、自分の教室では気軽に来ていただけるスタイルがいいなと１Day Lessonに。「この間はお花を作ったから今日はお皿を」というように、いろいろなジャンルに挑戦したいと長年通ってくださる方が多いです。最初に器を作り、その器にお花をアレンジして…という方も。異なるジャンルを組み合わせたハイブリッドな学び方もできます。ハンドメイドというと女性ばかりといったイメージがあるかもしれませんが、意外と男性も多いんですよ。ボトルシップを作るような感覚がと似ているのか、ハーバリウムは男性も取り組みやすいようです。

手ぶらでOKの気軽さが魅力

一番小さいお子様は4歳、上は80代くらいまで年齢層も幅広いですね。ハンドメイドは最初に材料や道具を揃えるのが大変だと思われるかもしれませんが、すべてこちらでご用意していますので、手ぶらで来ていただけるのもAllishの魅力です。道具は無料でレンタルしてお使いただけますし、材料もここにあるものを必要なだけお使いいただけます。午前のレッスンで何かを作って、それをラッピングしてお友だちとのランチでプレゼントする、という方もいらっしゃいましたし、横浜やみなとみらいで遊んだあとにここで作品を一緒に作って思い出にする、という方も。贈り物として、自分へのご褒美として、とさまざまな用途でご利用いただいています。
私自身が楽しくて始めた教室なので、やっぱり楽しいという気持ちを持ち続けてもらいたいですね。それに加えて、何か作るということで達成感を得ていただきたいので、学びとして、ワンランク上の課題を提案するように意識しています。何度か来ていただいている生徒さんは、「今日はこういうものにチャレンジしてみませんか？」とご提案し、ご自身でレベルアップを体感していただけるようにも心がけています。初心者の方にはデザインのコツをお教えしますので、そこは安心して挑戦していただきたいです。

オーダーメイド兜も人気！

レッスン以外にオーダーメイドでの作品制作も承っています。ウェディングブーケのほか、今はオリジナルのミニ兜のオーダーメイドも人気です。自由に絵柄をデザインしたものに地元の書家・小林史青先生に揮毫していただきます。初節句だけでなく、長寿祝いやインテリアなどでご利用いただくことも多いですね。今後は、そういったオーダーメイドのほか、私自身の作品販売からAllishの認知度をあげていく活動もしていきたいと考えています。どうしても自分で作った方が楽しい！と思ってハンドメイド教室にお誘いしちゃうんですけど、教室と販売をバランスよくやっていきたいと思っています。

人の気持ちに寄り添う贈り物づくりを

贈り物というとお祝いやお慶びのシーンを思い浮かべますが、お見舞いやお悔やみなど、辛く悲しい時に贈ることもあると思うんです。唯一無二となる手作りの贈り物は気持ちが一番伝わりますし、受け取った方のお気持ちに寄り添うものになるのかなと思っています。今後も、さまざまな贈り物のシーンでAllishがお手伝いができたらうれしいです。
私が生まれ育った横浜の戸部は、最先端の文化もありつつ、下町の文化も残っているエリア。町内会の活動も活発ですし、地域活性化に協力したい思いもありますので、大人も子どもも楽しめる場所として、このAllishを使っていただきたいです。気軽に遊びに来てください！

※上記記事は2024年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。