店主 山口 朋美（Yama Baked（ヤマ ベイクド）)のインタビュー

会社員からの転身でベイクショップをオープン

前職は普通の会社員だったんですけど、いずれ独立して何かやりたいなと考えていたんです。いろんな可能性を試したいなと思って、お菓子の学校に通ったのが始まりでした。もともと美大出身なので、絵を描いたり、編み物をやったり。物作りが好きだったこともありますが、お菓子作りが性に合っていたという感じです。鎌倉のシェアキッチンを利用してマルシェなどで焼き菓子を販売しているうちに、地元である横浜市のどこかに店舗を開けたらいいなと。2年くらい探していたときに偶然、駅からも近いこの場所を見つけて、2018年9月にYama Bakedをオープンしました。

生菓子はお客さまからのリクエスト

旅行先で見かけた、アメリカやイギリスにある焼き菓子やパンをショーケースに並べて販売するベイクショップのイメージで始めましたが、オープン後しばらくしてからショートケーキなどの生菓子も販売するようになりました。最初、生菓子はチーズケーキくらいだったんです。でも、来てくださるお客さまにショートケーキはないのか？とたずねられ、お客さまが喜んでくださるものを作りたいなと思い、作るようになりました。今では、季節ごとの生菓子を週替わりで数種類用意しています。フランス菓子の学校に通っていたときは、ムースのケーキばかり作っていたので、実を言うとショートケーキには苦手意識があったんですけど、皆さんに喜んでいただけてホッとしています。

スコーンなど焼き菓子も人気

焼き菓子で一番人気があるのは、スコーンです。これも、季節ごとにいろいろな種類を出すようにしています。小さめサイズなので、１種類ごとに複数個買ってくださる方も多いです。あと、焼き菓子だと最初のシェアキッチンのころから作っているブラウニーとバナナブレッド。当時から、この二つは好評をいただいています。今後は、以前作っていたカップケーキやバタークリームのケーキもまた作っていきたいなとは考えています。

甘さだけではないしっかり味が特徴

お客さまには、メリハリのある味だとよく言われます。近所の方がほとんどで女性が多いですが、男性のお客さまもよくいらっしゃいます。甘さだけではないしっかりとした味わいなので、男性にも気に入っていただけているのかなと思っています。北海道産の小麦粉や乳製品など、原料はできるだけ国産のものを使うようにしています。

もっとお店のことを知ってほしい

クリスマス時期には、毎年クリスマスケーキもご用意していますし、一週間前までにオーダーをいただければお誕生日用のホールケーキなども製造可能です。お客さまからのご要望には、可能な限りではありますが、応えていきたいです。ご近所や横浜に住んでいる方に、まだまだお店のことを知られていないので、もっと地域の方に知ってもらえるように頑張りたいです。戸部駅から徒歩約3分とアクセスも便利な場所ですし、気軽にご来店いただけたらうれしいです。

※上記記事は2024年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。