石塚 裕子 代表(定食屋 Rei(レイ))のインタビュー

定食屋 Rei(レイ) 石塚 裕子 代表

定食屋 Rei(レイ) 石塚 裕子 代表 YUKO ISHIZUKA

調理師専門学校を卒業後、喫茶店として営業をスタート。その後、定食屋へとシフトし、接客を担当する妹さんと二人で店を切り盛りしている。

喫茶店から定食屋へ。オープンから40年以上営業を続ける

私が高校生の頃、父から「この場所で何かやってみないか」と持ち掛けられたのがすべてのスタートでした。この店舗は両親が所有していて、ちょうど1階のスペースが空いていたんですね。それならば「喫茶店でもやろうかな」と思い立ち、調理師専門学校に通って免許を取りました。

お店を開いた当初は喫茶店として営業していて、お食事を出すようになったのはオープンから5~6年経った頃だったでしょうか。初めはカレーライスと日替わり定食の2種類だったメニューがだんだんと増えていき、25年ほど前から今のスタイルに落ち着いた感じです。

おいしくてボリューム満点の定食が日替わりで登場!

『定食屋Rei』という名前のとおり、メニューの中心は季節感を盛り込んだ日替わり定食です。一番人気の「鶏の唐揚げ」は定番メニューとして毎日お出ししていますが、それ以外はお肉やお魚に季節の野菜を合わせて、ご版が進む一品をお作りしています。

メニューづくりで意識しているのは、味はもちろん成人男性がお腹いっぱいになるボリューム感です。みなさんお昼ご飯や夜ご飯を食べようと足を運んでくださるわけですから、しっかり満足していただけるような味と量をご提供したいと思っています。

毎日足を運べる「お財布にやさしい価格」も魅力

定食メニューはすべて千円札一枚でお釣りが来るような価格設定になっています。本当は値上げをしたい気持ちもあるのですが…(笑)、夏は茄子・冬は白菜などお安く手に入る旬の食材を使うことで今の価格を維持しています。

またこの店舗は自社所有のものなので、家賃がかからないこともお安く提供できる理由の一つです。調理を担当する私と接客担当の妹、二人ともこの建物に住んでいますから、たとえ台風が来ても大雪が降ったとしても、お店を閉めることはありませんのでご安心ください(笑)。

お客様の「おいしい」の声がモチベーションに

普段使いしていただける価格とメニューを意識しているおかげか、常連さんの中には毎日顔を見せてくださる方も少なくありません。中にはこの店が喫茶店だった頃から通ってくださっている方もいらして、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今も忘れられないのは、近くの会社にお勤めだった方が、定年退職後も引き続きご飯を食べに来てくださったことです。何度も同じメニューを召し上がっているはずなのに「腕を上げたね」「おいしいよ」と声をかけてくださる優しさがうれしくて、今日までがんばって来られた気がしています。

地域の方々へのメッセージ

当店は1981(昭和56)年のオープンから40年以上、この場所で変わらず営業を続けています。お店に置いているテーブルや椅子はオープン当時から変わらず、料理を盛り付ける器は、私が趣味の陶芸で焼いたオンリーワンの作品を使っています。

私はここで生まれ育ち、この街が大好きなのですが、地域にお住まいの方の中には当店の存在をご存じない方もいらっしゃるようです。当店は土曜日・日曜日はお休み、看板のない“路面店なのに隠れ家的なお店”として、おいしい料理を用意してお待ちしておりますので、気軽に足を運んでいただければと思います。

 

※上記記事は2024年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

定食屋 Rei(レイ) 石塚 裕子 代表

定食屋 Rei(レイ)石塚 裕子 代表 YUKO ISHIZUKA

定食屋 Rei(レイ) 石塚 裕子 代表 YUKO ISHIZUKA

  • 出身地: 神奈川県横浜市西区
  • 趣味: 陶芸
  • 好きな本: スラムダンク
  • 好きな映画: ヤンキーもの
  • 好きな言葉: がんばれ自分
  • 好きな場所: 浅間台みはらし公園

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