木村 瑛 講師・代表（ココロを育てるI Like Me! 西横浜校)のインタビュー

自宅で英会話教室を開講していた母の影響で、教材に触れながら育った子ども時代

母が自宅で英会話教室をしていたこともあり、子どもの頃から英語の教材が身近にありました。特に好きだったのは、セサミストリートの『ビックバード 中国への旅』のビデオです。異文化への関心が強い子どもだったと思います。大学、大学院と環境が変わるごとに、様々な国の友人と共に学ぶ機会があったことは、私の人生の何よりの宝です。大学院の研究では、人材を重視するフィンランドの教育に興味を持ち、日本の教育と比較しながら、日本の子どもたちに必要な教育について考えていました。在学中に、自宅教室が移転・法人化し、星川校と西横浜校が開校されました。

生徒さんや保護者の皆さまからの声を励みに

西横浜校の「算数クラブ」は、もともと自宅で設けていた「算数教室」から始まりました。算数を好きになってもらえるよう、私が学生の時に始めた活動です。皆さんからのリクエストに一つひとつお応えるうちにカリキュラムが出来上がり、今ではI Like Me!西横浜校のメインクラスとなっています。他にも、国語の読解やプログラミングを取り入れている時間や、中高生のための5教科を勉強できるクラスもあります。通われている生徒さんや保護者の方から、「受験もここで勉強したい」、「I Like Me!以外は行かないとうちの子が話しています」というようなお声を頂けるようになり、とてもありがたい気持ちで運営させていただいています。

「こころを育てる」ための多角的な取り組み

当校では、子どもたちが自分から興味を持って学べるように、歌を歌ったり、ゲームをしたり、さらに、海外の文化や社会問題について学ぶ時間があります。今自分が学んでいることが、自分の進学先や、将来、社会とどのように繋がっていくか、考える機会を持ってもらえるような対話を心がけています。自分で選ぶ、自分で決断する力が”I Like Me!”と言えることにも繋がるはずです。海外と日本の子ども達をそれぞれ見ていると、日本では、たった一つの正解を出さなくてはいけないと感じている子どもが多いなと感じます。すごくシンプルな質問でも、「もし違っていたらどうしよう」と迷ってしまうことがあるので、どんなことでも伝えやすい環境を作ったり、遊ぶように学べる授業になるよう、日々、工夫しています。生徒さんとの授業は、本当に楽しいです！

偏見を持たずに海外を身近に感じてほしい

私自身は「チャンスがあるなら、やってみてから選べばいい。迷っているなら、まずやってみたらいい。」と考えています。もし、それでうまくいかなかったとしても、それもまた大事な経験になると思うんです。最近、ここを卒業した生徒さんの保護者の方から、カナダに行くとお話を伺いました。卒業した生徒さんから「今年は○○に行きます」というようなご報告を頂いたりすると、本当に嬉しいです。私自身も、二十歳くらいから海外を一人で旅して、見聞を広げてきました。実際にその国に足を運ぶと、メディアで取り上げられるイメージとの違いを感じたりもします。食べて、働いて、一日一日を生きていくということは私たちと変わりありません。あまり偏った見方をせずに異文化に興味を持ってもらえたら嬉しいなと思い、子どもたちに紹介しています。

勉強以前の「自分のことを伝えよう・相手を知ろうとする気持ち」を大事に

英語で良い成績を取り、英語力を身に付けることはもちろん大事なことですが、英語は“使うもの”です。I Like Me!では、自分のことを大好きだと思えて、国内外の多くの人とコミュニケーションを通して交流しながら、人生を楽しんでいける人を育てていきたいと考えています。昨年から、海外の雑貨や食べ物を販売している「世界国々のマーケット」というイベントを年に１回開催していますので、是非お立ち寄りください。体験レッスンも随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。

※上記記事は2024年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。