鈴木 伸夫 院長(鈴木歯科医院)のインタビュー

鈴木歯科医院 鈴木 伸夫 院長

鈴木歯科医院 鈴木 伸夫 院長 NOBUO SUZUKI

1956年生まれ。横浜市出身。東北歯科大学(現・奥羽大学)卒業後、都内の歯科医院で2年間勤め、昭和59年「鈴木歯科医院」開院。(相鉄線「西横浜」駅 徒歩5分)

パイロットになるつもりが歯科医師の道が拓けてきた

父親は歯科医師でしたが、僕はパイロットになりたくて、航空大学か防衛大学に入りたかったんです。願書まで取ってきて受けるつもりでいましたが、審査でパスできない先天的なものがあると知り、改めて将来を考え直しました。自分はサラリーマンの性格ではないし、手に職をつけようと思い直し、父と同じ歯科医師の道を志しました。ちょうど知り合いから「歯科大学においで」という話も出てきて、横浜を離れて学ぶのもいいなと思ったんです。大学卒業後、初めて勤めた歯科医院の先生が、高層ビルの中で複数の歯科医院を経営している方で、また技術も高く、とても気が合いました。その先生から「君はすごく腕がいいから早く開業した方がいい」とアドバイスを受け、昭和59年に当院を開業しました。

昔から壊れたものを直すなど細かい作業が好き・治療は趣味

昔から手先を使う細かい作業や、壊れたものを直すのが好きだったんです。治療は趣味ですね。でないとこれほど長く続けられないでしょうね(笑)。車もバイクもそうだけど、壊れたのを修理して綺麗になると、すごくやり甲斐を感じるんです。ボロボロの歯を見ると嫌がる歯科医も多いけれど、僕は悪い状態の歯を見ると、むしろやりがいを感じますね。治療が終わって全部綺麗になった歯を見るとや達成感があります。全部メタルフリーにしたいというご希望も多いので対応しています。うちの患者様の口腔内は綺麗な方が多いと、他でもよく褒められるみたいですよ。

患者様に専門家として見立てをきちんとお伝えする

できるものはできる、できないものはできないと、はっきり患者様にお伝えしています。説明は全部した上で、最終的に判断するのはあくまでも患者様ですから、納得いかない場合はやらなければいいし、そうお伝えします。患者様の希望を立てることだけではなく、歯の専門家として見解や提案をしっかりと伝えることは大事です。そして、なるべく一度の通院で複数の歯の治療をしています。その方が治療をする方も受ける方も楽でしょう(笑)。舌癌の患者様もたくさん見てきていますが、症例を見たことがなくてわからない歯科医師が多いのが実情だと思います。僕は結構文献を読んできて、実際の症状をたくさん見ているので、ケースによってはここで治療することもあります。

綺麗な歯になって表情が明るく笑顔が増えた高齢の患者様

うちの患者様の平均年齢は60歳を過ぎていて、上は90歳の方も来られて、自分より年上の方もたくさんいらっしゃいます。皆さんよく頑張って、ここまで通ってくださっていますよね。うちの歯科医院に入るまでに階段があるでしょ。そこを登ってこられるのは元気の印だねって話しています。80歳くらいの患者様が「歯を全部白くして松田聖子さんみたいに綺麗にしたい」と来られたこともありましたね。治療が終わって綺麗な歯になり、表情から性格から全部明るくなって、ニコニコ笑顔で喜ばれた様子はとても印象的でした。何歳になってもやはり歯が綺麗になると、気持ちが明るく前向きになるんですよね。そうした患者様の変化の様子を見届けられるのは嬉しいです。

地域で40年目・いつも待ってくれている患者様

口腔内の健康状態は、全身の健康の入り口だと思います。何かあってから「歯科医師と相談してください」では遅いので、医療業界と歯科の横の連携ができると、もっと患者様にとって環境が良くなるのにと、もどかしい部分があります。ただ、制度的なものを今すぐ変えられないとしても、僕はこうして日々たくさんいらっしゃる患者様へ、これまでもこれからも尽力していきたいと思います。もうこの地域で開業して40年目になりますが、僕自身も病気になって入院したり、お休みする日もありますが、それでも患者様が全然減らないんですよ(笑)いつも待ってくれているので、これからも続けていかないとね。

 

※上記記事は2023年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

鈴木歯科医院 鈴木 伸夫 院長

鈴木歯科医院鈴木 伸夫 院長 NOBUO SUZUKI

鈴木歯科医院 鈴木 伸夫 院長 NOBUO SUZUKI

  • 出身地: 神奈川県横浜市
  • 趣味: 車とオートバイ、週2回は首都高で運転します
  • 好きな音楽: クラシックと演歌以外はなんでも聴きます。自分でサックスの演奏をすることも!
  • 好きな場所: 首都高速(信号がないから運転がしやすい)

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