かどい歯科 角井 聡志 院長 SATOSHI KADOI
日本歯科大学卒業後、東京医科大学病院口腔外科在局。親知らずの抜歯や高血圧、糖尿病など全身疾患を有する患者様への安全な治療を学び従事する。退局後、都内大手医療法人分院長として10年間勤務。2019年3月1日、地域医療への更なる貢献を目指し、『かどい歯科』を開院。(各線「横浜駅」より徒歩10分)
日本歯科大学卒業後、東京医科大学病院口腔外科在局。親知らずの抜歯や高血圧、糖尿病など全身疾患を有する患者様への安全な治療を学び従事する。退局後、都内大手医療法人分院長として10年間勤務。2019年3月1日、地域医療への更なる貢献を目指し、『かどい歯科』を開院。(各線「横浜駅」より徒歩10分)
祖父の代から歯科医師の家系でした。自宅は1階が医院で、小学生の頃から入れ歯や銀歯を作っていました。誰に言われるでもなく自然と手伝っていただけで、選択以前に、「歯医者になるもの」とずっと思っていたのです。
大学卒業後は東京医科大学の口腔外科に籍を置きました。癌の手術に興味があっての選択でしたが、父が他界したのを機に大学を辞すことになりました。短い間でしたが、大学では麻酔科や救急救命でも得難い経験しました。一言では言い表せないのですが、少々のことでは慌てなくなりましたし、医科を経験したことは、様々な面で財産になっていますね。
2019年3月に『かどい歯科』を開院いたしました。長らく都心で勤務医をしていたのですが、お子さんやご高齢の方も拝見したいという想いが強く、その意味でもいい場所に出会えたと思っています。クリニックのレイアウトや内装および看板のデザインは私自身の案によるものです。患者さんと私たちの動線を別とすることで、ストレスなく治療を受けていただけるのではないかと思っております。
口腔内カメラを用い、例えば術前・術中・術後と写真を並べ、患者さんにご覧いただいています。やはり鏡では見にくいところもありますし、ビジュアルとともに説明をすることが大切です。また当院は治療紹介用のアニメーションソフトを導入しています。言葉だけの説明では難しいこともありますので。患者さんが治療を選択する上でも、治療への「理解」というものが必要になってきますし、理解を深めてもらうことで治療やその後のお口への関心度が大きく変わってくると考えています。患者さんと一緒にゴールへ向かっていく。それが、当院の方針です。
とにかく患者さんの話を聞くことに付きます。よく聞くことによって、例えば、虫歯ができた原因や生活背景を伺うことができます。痛いものを治療することも大事ですが、なぜ痛くなったのか、その要因に目を向けていくことが再発防止に向けて大切になってきます。歯ブラシ以外にも様々な要因があったりするものですから。
患者さんに話を伺っていきますと、過去に「説明がよくわからなかった」ですとか、「何をされているか、わからなかった」ということをよく聞きます。そうした“誤解”を回避することも大切ですし、何よりそうしたお話を伺っていますと、患者さんは何より「もっと聞いてほしい」という気持ちをお持ちなのだと感じるのです。私が病院に行くとしても、やはり聞いてほしいと思うところはありますから。積極的に「聞く」ことを常に心がけていますし、その部分においては、最も自信を持っているところです。
得意な治療というよりも、逆に苦手な治療というものもなく、総じて平均レベル以上の治療を提供していると自負しています。もちろん、設備的に難しい治療もございますので、その場合には患者さんに正直にお話をし、専門医に紹介するようにしています。ここで注意しなければならないのは、患者さんが「見捨てられた」という感情を抱いてしまうことです。ここで完結するのがベストです。しかし、限界があることは事実で、しっかりと信頼関係を築いた上で、次につながるよう、患者さんの治療への意欲が維持できるよう説明を尽くすことが大切です。それは、その患者さんの治療に携わった私の義務と考えています。
今後も精進を続けていく中で、新しい分野として訪問歯科の導入を考えています。患者さんご本人がというよりも、ご家族が通院できず困っているというお話を最近は伺うようになりました。そうした方達へのケアも担えるようにしたいですし、せっかくいらしていただいているのですから、最後の最後まで責任を持って診させていただけるようにしたいですね。
開院から4年が経ち、当初は2歳、3歳だった子が小学生になったという事実を目の前にしますと、地域と一緒に私たちも育っていっているんだな、ということを実感します。図らずも、父と同じ道、地域の歯科医院として一歩を踏み出したんだな、という感慨を新たにしているところです。
どうぞ、お口のことはなんでも聞きにいらしてください。そのお悩みが解決できるよう全力を尽くさせていただきますし、一緒に頑張っていきましょう。
※上記記事は2023年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
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