山田 勝久 院長（山田歯科医院)のインタビュー

予防専門！むし歯や歯周病になる前に

歯医者は、痛くなったり噛めなくなったら行くもの、と思っていらっしゃる方も少なくないでしょう。皆様、生活習慣病などに予防意識をお持ちだと思いますが、むし歯や歯周病も進行性の病気です。歯を失う前に気をつけて頂きたい、という気持ちで予防を中心に治療を行っています。どんな高い素材を使った治療よりも、やっぱり自分の歯が一番です。歯が健康なうちにぜひ予防を始めてください。結果として、費用も通院回数も少なく済みますよ。

予防歯科ってなにするの？

検診とクリーニングを定期的に行い、歯をダメにする要因を患者様とともに減らしていきます。歯を失う原因は主に３つ、虫歯、歯周病、外傷です。歯科診療の経験から予想できるリスクをお伝えし、当院の優秀な歯科衛生士とともに、将来歯の喪失に至らないようなケアについてアドバイスしています。治療に関しては従来からの患者様で手一杯ですが、予防に関しては新規患者様も広く受け入れております。興味のある方は一度いらっしゃってみてはいかがでしょう。

「ブラキシズム」って知ってますか？

「ブラキシズム」とは無意識でする噛みしめや歯ぎしりなどの総称です。最近、就寝時に噛み締めが強すぎる患者さんが多いようにも感じています。噛み締めが強くなると歯が割れたり、脱臼したり、摩耗したりするんです。歯周病も悪化し顎関節の病気に進むこともあります。原因は日常的なストレス、就寝時の体感温度、就寝前の飲食などいろいろです。初期症状は歯がしみる、歯の動揺、咬む違和感などで、症状の軽いうちにチェックして頂くのがいいと思います。対応策としては原因究明とマウスピース（ナイトガード）装着です。

現状を目で見て、明日の健康に役立ててください

口腔内カメラで撮影した自分の口腔内写真を客観的に見て頂くと当初は衝撃を感じるかもしれません。歯ブラシの磨き残しの様子、歯石の沈着、虫歯や歯の破折、摩耗や綺麗になった歯面などの術前術後の情報が一目瞭然です。当院は口腔内カメラが出始めた30年ほど前から導入していますが、鏡で見るだけでは気付かないような細部まで高倍率で確認できるため、通院中の患者様にも必然として定着しています。

どんな不安や疑問もお伝えください

患者さんに向き合うときに、こちらの説明をよく理解して頂けているか、僕の独りよがりになっていないか、ということを意識して診療にあたっております。つい遠慮してしまい、疑問を持って帰られる患者様がおられると思います。そのためできるだけ治療の終わりに「質問ありますか」と尋ねるように心がけています。少しの疑問もすべてクリアにして帰って頂きたいと思っています。知ることは最大のメリットになります。

医院と院長のおいたち

山田歯科医院は、祖父の代から始まり、父が2代目で私が3代目。小さい頃は自宅と医院が併設されていました。祖父と父の背中を見て、また技工士さんの仕事を傍らで見学させてもらい、歯科治療を身近なものに感じていました。自然と自分も細かい作業や手先を動かすことが好きになり、隣の戸部小学校在学中には、すでに歯科医になろうと思っていました。東京歯科大学時代に下宿で離れたものの、それ以外はずっとこの場所に住んでおりました。当院を継いだのは、30年ほど前です。祖父や父が診ていた患者さんも現役で通って頂いています。そんな方々のおかげで今日の私があると思っています。感謝、感謝です。

※上記記事は2023年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。