野々山 浩介 院長(野々山歯科医院)のインタビュー

野々山歯科医院 野々山 浩介 院長

野々山歯科医院 野々山 浩介 院長 KOUSUKE NONOYAMA

広島県出身。広島大学歯学部を卒業後、東京・銀座や南青山での勤務を経て、1992年に野々山歯科医院を開院。(京急線 戸部駅より徒歩約1分、相鉄本線 平沼橋駅より徒歩約4分)

工学部から改めて歯学部に

小さいころは父が高校で教鞭をとっていたので、先生になるのもいいかなと思っていたんですね。でも、父から教師にはなるな、と言われてしまって。はしごを外されたような気持ちで、どうしようかなと思っていたときに尊敬する兄が東京大学工学部に進学したので、私も一度は国立大学の工学部に進みました。ですが、入学後に工学部の学問は僕がやりたいことではないなと気付いてしまって。兄と同じ、というところで短絡的に決めてしまったので、改めて何が自分のやりたいことなのか、を考えた結果、歯科医になろうと。大学に籍を残したまま再度受験勉強を始め、両親には模試の判定が出たところで実は、と頭を下げました。振り返ると、紆余曲折ありましたが歯科医の道を選んでよかったと感じています。

都内で研鑽を積んで開業

当院を開院したのは、1992年。始めは、地元の広島で独立して開業しようと考えていました。その間にできるだけしっかりと研修して、いろいろな高度な技術を身に着けておきたいなと、東京で行われる研修会や勉強会に参加していましたが、広島からの交通費や宿泊費がもったいないなと思い始めて、最終的には上京。銀座や南青山のクリニックで経験を積みました。当時、勤めていたところの院長先生などに「野々山先生は絶対に都心の近くで開業した方がいい。そんなに技術があるんだからもったいない」と背中を押されたことも一つありましたね。その思いに応えたいという気持ちもありましたし、一生やるなら、とこの場所に開院を決めました。

歯周病治療をベースにインプラントに注力

歯周病の専門家でもあるので、歯周病治療がベースになっているところが私の強みですね。力を入れているインプラントも歯周病と噛み合わせを重要視し、20年先までもつように、ということを常に考えています。骨の位置を確認して、良い方向、良い高さ、良い太さでインプラントを入れていく。そういった丁寧な治療は時間もかかりますし、大変な部分もありますが、それによって長持ちするいいものを提供できていると自負しています。インプラントは何よりも技術が必要なもの。私も国内外の学会に積極的に出席し、最新の文献を読むなど、常に考究し研鑽に励んでいます。歯周病や咬合、インプラント以外では、審美歯科にも注力しています。メタルフリーのオールセラミック補綴は手がけた症例数も多く、その点でも安心していただけるのでは、と感じています。

最新の機器を使い患者の立場に立った治療を

マイクロスコープを導入し、精度の高い歯科治療を行っているのも特徴です。ドクター1人につき、3台のマイクロスコープがあるのは当院くらいではないでしょうか。CTも骨の強さ、硬さを数値で示すことができる最新のものを使用しています。インプラントを入れられる数値の目安を伝えつつ、患者さんに「この数値だと難しい可能性がある」などしっかりと説明してから手術に入ることができるのもポイントです。高齢の方だと骨粗しょう症が進んでいて、「大丈夫かな」と不安になられる方も多いので、そういった方にも数値を見せることで安心していただいています。

やっぱり患者さんには、誠心誠意向き合うこと。それが当院のモットーです。患者さんの立場に立って、その方の考え方を尊重したうえでできうる一番ちゃんとした治療法を提案する。それが我々の使命なのかなと思いますね。歯型を取る石こうも、当院では保険治療であっても一番いいものを利用して作っています。患者さんの希望に合わせつつも、できる限りきちんとしたものを提供していきたい、という気持ちが大きいです。よりよい治療を提供するため、妥協はしたくないですから。

歯医者さんは定期的に通う場所と思ってほしい

歯医者さんは歯が痛くなったら行くところ、というイメージがあるかもしれませんが、できれば痛くなる前に来てほしいですね。きちんとした検査をするとほとんどの患者さんに歯周病の症状が出ているんですよ。早めに治療して、メンテナンスを続ければ一生自分の歯でいられるだろう、という段階で見つけることができるので、自覚症状がなくても一度、検査にいらしてください。歯医者さんは定期的に通う場所、という認識を持つ方を1人でも多く増やしたい。そう思っています。

 

※上記記事は2023年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

野々山歯科医院 野々山 浩介 院長

野々山歯科医院野々山 浩介 院長 KOUSUKE NONOYAMA

野々山歯科医院 野々山 浩介 院長 KOUSUKE NONOYAMA

  • 出身地: 広島県
  • 趣味: 絵を描くこと
  • よく読む本・愛読書: 三浦綾子さんの本
  • 好きな映画: 『グリーンマイル』
  • 好きな言葉: 誠心誠意
  • 好きな音楽: 小田和正さん
  • 好きな場所: 温泉地なら草津、海外ならウィーン

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